nVidia GPU(GTX950M) 付きのノートPCを買ったので、tensorflow-gpu を入れてみる。
今の CUDA は version 9.0 だが、これを使うには tensorflow をソースからコンパイルしないといけないようだ。Linux とは違って Windows でビルドするのは面倒なのでおとなしく 8.0 を使う。9.0 は Volta への最適化を主眼としたアップデートらしいので、まああんまり関係ないのか。 CUDA 8.0 は現時点で patch があるのでそれもダウンロード・インストールすると cuBLAS が入るようだ。BLAS ってことは多分行列演算ライブラリだと思うが tensorflow はこれを使うようになっているのだろうか?まあいいや、入れておこう。
cuDNN も 6.0 を使えという事なので、古いのをダウンロードする。zip を解凍すると出て来る .dll, .h, .lib を CUDA のそれぞれ適切なディレクトリに手作業でコピーする。
Python は Anaconda3 を使う。現在の tensorflow1.4 は python3.6 で利用できる、とあるのでその環境を作る。
以下、Anaconda prompt にて
(anaconda3) d:\work>conda create -n tensorflow python=3.6 ... (anaconda3) d:\work>activate tensorflow (tensorflow) d:\work>pip install --ignore-installed --upgrade tensorflow-gpu ... (tensorflow) d:\work>python
>>> import tensorflow as tf >>> quit()
うまくいかないときは、import の時点でエラーになる。
Jupyter を使えるようにする
jupyter の他にも必要なモジュールをついでにインストールしておく。 tensorflow が active な状態で
(tensorflow) d:\work>conda install -c anaconda jupyter matplotlib pandas scipy
あと、jupyter で新規ノート作成のときに今作った tensorflow を選べるようにしておきたいので
(tensorflow) d:\work>jupyter kernelspec list
# ...kernel リストを確認
(tensorflow) d:\work>ipython kernel install --user --name=tensorflow
表示名を変えたかったら、--display-name=表示名
とする。
あとは、jupyter notebook のショートカットで作業フォルダとリンク先の引数に、.ipynb を置きたいディレクトリを指定すれば、ノートブック作成の準備は完了。
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